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当社の開発力


なぜ工場設備を自社設計することになったのか。その経緯について

当社の開発力や独自の商品について、建材事業部長の海野のインタビューにて紹介させていただきます。

静岡県はラミネート事業を行っている企業がたくさんある地域です。その中で新規参入に辺り、他者との差別化できる形態を持たせる必要があり、今までにないアイディアで設備を導入することにしました。しかし、業界でやっていないやり方で製造するという事はノウハウが誰にもないということになります。事業立ち上げ当初は不良が続出し苦労した日々が続きました。誰にも相談できない中、原因を究明し対策を講じまた失敗するという事を何回も繰り返しました。そうして機械に触れるようになるとだんだんと詳しくなっていき「なんでこうなっているのかな?」という疑問を持つようになり、その疑問を解決するために「ここおかしいよね」や「ここはこういうふうにしたらいいよね」と思う箇所に改造を加えていきました。そういったことが積み重なり最終的に自分で設計企画ができるまでになりました。

機械はこれです、接着剤はこれです、加工方法はこれです、というのが業界のセオリーになっております。しかし業界のセオリーでいい部分もあればこの部分はよくないよねという部分もあります。そこでよくない部分を業界のセオリーとは違う形で対応することで当社独自の製造方法の構築化が実現できました。前職では営業や開発を中心に仕事をしており、製造経験はなく業界のセオリーに身体が染みついていなく自分の性格上すぐに疑問を持ってしまうことから、「ならこういう理屈でもいいよね」という部分がたくさん出てきました。

これは私自身が思っている事ですが、設備、接着剤、加工方法が一緒であれば品質はどこで作っても同じ仕上がりにしかなりませんが、設備は自社設計、接着剤はオリジナル、加工方法も他者とは違うにすると、他者とは違う商品が作れるはずだと考えております。
また機械設計する上で、営業が売りたい、開発する時に加工範囲が広いようにしておけば、商品開発の依頼がきた時に「できますよ」と言いやすい環境となり、現在当社が目指している異業種向けへの展開の時にも、「できますよ、やれると思いますよ」に繋がると思っております。
常識にとらわれそのレールでやっていたら進歩はなかったですし、一般常識だからこそ疑問を持つ人がいなかったと私は思っております。

 

自社製造によるPURロールコーター

当社の設備はすべて特注品です。しかし機械メーカーは製造現場の細かい所までは知らない、逆に現場は機械のことを知らない、与えられた設備で作業を行うというのが一般業界の流れだと思われます。しかし、製造現場のことが分かった人が機械設計企画できれば当社にしかできない商品、生産方式を生み出すことができます。

また業界では、ラミネート設備が高額という事もありますが何十年も使用するというのが常識となっておりますが当社は2011年に設備導入し建材事業部を立ち上げましたが、9年でメイン部分を総入れ替えし、作業効率UP、省力化、加工の幅を広げるために投資を行いました。また使用していた設備に関しては、私の仲がいい同業の会社に移設販売し今でも大活躍しております。

商品開発の話

当社にはいろんな商品の開発依頼がきます。ある商品で6年程前に開発し実用新案を出した商品もありますが、その商品は今現在でも試行錯誤し改良を重ねております。
商品開発は物によりますが、数年かかる物が多く、試作、検証を繰り返しお客様で採用されるまでには更に時間を費やします。何より一番大事な事は「根気強さ」と「商品に対する拘り」だと思っております。必ず商品化できると信じ開発に着手しております。